こんにちは、村上です。
ぎっくり腰以来のブログということで、気の利いた挨拶が思いつきませんが・・・
皆様体調などは崩されていないでしょうか?季節の変わり目は体調を崩しやすいので、気をつけていきたいものですね。
さて今日は、長久手市M様邸における、キッチンリフォームの完成報告をさせて頂くのと同時に、弊社の『リフォームプランの進め方』についても触れていきますので、ぜひ参考にして頂けたらと思います。
私がまだ若干腰に違和感を感じていた、7月の【リフォーム作品展】にお越し頂いたのが、M様との出会いになります。
イベントにはご夫婦お二人でご来場して頂きました。
図面を持ってお越し頂いていたので、その図面をもとに、ご検討中のリフォーム内容や、リフォームをしようと思ったきっかけ、現在のお困り事等をお聞きしました。
「キッチンの経年劣化」が主なリフォームのきっかけでしたが、同時に「間仕切りの壁を無くしたい」というご要望も頂き、早速お借りした図面とヒアリング内容を基に壁を無くしたプランを作成し、後日M様宅へお邪魔しました。
↑現状のキッチンの配置を変えずに壁の上半分を取り払ったイメージ
↑キッチンの向きを反対にしたイメージ
↑壁を全て取り払い、キッチンをアイランド型にしたイメージ
↑壁の上半分を取り払ったイメージ
M様邸の場合、初回提案でラフプランを3つ作成し、それぞれのメリット、デメリットをお伝えしました。また、お借りした図面から筋交やまどのある程度の大きさの予測が出来たので、壁を取り払ったイメージパースを作成して見て頂きました。
↑実際の間仕切壁をリビング側から見た様子
たしかに壁がある事によって空間が狭く感じます。ここをパースのように上半分をオープンにするだけで、LDK全体に広がりが生まれそうです。
初めから「こういう風にリフォームしたい!」というプランが明確なお客様ばかりではありません。
ご要望がはっきりしていない場合でも、図面やパース(完成予想図)があると、「こうしたい、ああしたい」というご要望が出てくるものです。
↑打合せをもとに作成した修正プラン
キッチンの配置が決まり、対面収納家具の大まかな形も決まりました。
ラフプランが決まると次のステップとしてそれに対しての概算お見積りを提出します。
概算見積りを見て頂いて、これならリフォーム出来そうだという検討がつけば、実施設計へと進み、各仕様・色・素材・サイズ等の詳細部分内容の打合せに入っていきます。
M様邸の場合、収納家具をオーダーで造る計画だったので、何をどこへ仕舞うのか、どの色が一番バランス良く見えるかなどを決めていきます。規格商品では出来ないことが出来る。これがオーダー家具の魅力ですね。
キッチン等の設備機器は実際の物をショールームで見て頂き、選んでいきます。良く分からないまま選んで後で後悔しないように、当日は私共も同行させて頂いて、それぞれの機器のメリット・デメリットなどをお伝えしアドバイスをさせて頂いております。
また、パース(完成予想図)では実際の質感・色合いなどを100%は表現出来ないので、今回のM様邸の場合、オーダー家具に使う面材や新しく貼る床材は、使いたい候補の大きい実物サンプルをいくつか持っていき、ショールームで実際のキッチンと合せながら選びました。
こうした打合せを重ねていき、リフォームプランが完成します。
そのプランが実際に完成すると、こんな感じになりました!!!
旦那さまには「本当にパース通りだな」と言って頂き完成を喜んで頂きました。私としてもとてもやりがいを感じる瞬間でした。
リフォームに限らずですが、お客様の思うイメージと私達造り手のイメージが食い違ってしまっては当然いい物は出来ません。パースでは表現しきれない部分はサンプルをとったり、他の絵を描いてみたりします。
また、イメージの物をここまで精巧に再現出来るのは、現場で実際に作業をされる職人さんや現場監督さんあっての事だと思います。本当に感謝しております。
新田隊長!!!いつも現場をきれいにしてくれてありがとう!!!
今回のリフォームでは、今まで壁だった所を柱と筋交を露出させることによりリビングにアクセントと広がりを与える事が出来ました。M様は早速かわいらしい子猫ちゃんを飾っていました!これからのインテリアも楽しんで頂きたいと思います。
キッチンの向きも90度変わり、料理中に見える景色が広くなったので、これからまた楽しくお料理して頂けるのではと思っています。
工事中、主な生活は2階で過ごして頂きました。その点大変ご不便おかけいたしました。
御竣工おめでとうございます。