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勉強会
建築を通して昔と今で何が違うか?を議題に議論をした。
昔の家や建築物は、何故かそこにいるだけで気持が安らいだり、年月を重ねるごとにより
深みのある空間になったりと、奥行き感のある家造りをしていた。
そこには現代のような大量生産された建材はなく、1つ1つ手造りで造られた物が存在
する。
人には五感があり、その五感に働きかける職人の技というのが、その家の空間を引き立て
自然と家とが調和された空間が生まれ、居心地のいい空間に仕上がる。
現在は一昔と比べると、多種多様な建材が存在する。メーカーはより個性を求めて商品
開発し次々といろんな商品を発売しているが、やはり人の手によって造られた物と比べる
と何故か薄く・存在感のない物が多いと思う。
新しい建材を使用すれば、表面的には他と違う空間に仕上がるが、やはり造り手の真心
や職人の技の無い空間にはどこか奥行き感がない。
昔の音楽や映画・などの娯楽も同じ事が言える。
限られた音源・ドラム・ギター・ベース・ボーカル・ピアノなどのアナログな音源のみの
サウンドの方が現在の機械化されたデジタルサウンドより永く愛される曲が多い。
家造りもそう考えると、限られた建材のみでいかにお客様の家をその土地に合った条件
で表現するか!が今後の課題だと思います。
他の工務店・ハウスメーカーではできない家造りの追求。
今後の当社のご期待下さい。