キッチンまわりを中心にリフォームしたいなと5年くらい前からずっと考えていたのですが、なかなか実行できずにいました。何件かリフォーム会社に見積もりをお願いしたけれども、納得いく提案をいただけなくて。というのも、現在の家はツーバイフォー工法のため、キッチンとリビングの間にある壁をなくすことができず、思ったようなデザイン案が出てこなかったんです。
その間、名古屋のリフォーム会社のチラシなども気をつけてストックしていました。ある時、以前のチラシを見直していると『女性デザイナーに相談できる』と書いた1枚が目にとまったんです。それがギャラリーユーアイさんとの出会いでした
早速、ギャラリーに足を運んで藤本社長とお話をし、佐藤直子さんというデザイナーをご紹介いただきました。こちらの要望をお伝えしたところ、提示されたリフォーム設計案は、既存壁の一部を残しつつ不要な個所を取り払い、キッチンを従来の向きから90度回転させてダイニングと一体化させるというもの。使いやすそうだし、何よりも発想の大胆さにびっくりして、『こんな方法もあるんだ』と目からウロコが落ちました。
ギャラリーユーアイさんは家から近く、藤本社長が相談しやすい雰囲気だったのも大きかったですね。実は新築時には、住宅会社の担当者にこちらの思いをうまく伝えることができず、細かい部分でいくつか心残りなところがあったんです。その後のメンテナンスも十分ではなかったので、工務店とのコミュニケーションがいかに大切かは実感していました。
その点、ギャラリーユーアイさんは説明も丁寧で、一生懸命仕事されているなという感じが伝わってきた。あるとき藤本社長から『どこにも逃げも隠れもしません』と言われたのも、安心感につながりました。
キッチンやリビング、洗面所などの棚はすべて空間に合わせてオリジナルで造ってもらいました。当初はメーカーの既製品を探したけれど、空間を最大限活用しようとすると、なかなかしっくりするものが見つからない。悩んでいたところ、『では造りますよ』と藤本社長に言ってもらったんです。家具屋さんの製作なので細かいところもきれいだし、想像以上の出来映えでした。
浴室は、当初1616という寸法のユニットバスを予定していたのですが、少しでも大きなサイズにしたい一方で、本当にその大きさが入るかどうかは実際に浴室を壊してみないと分からない。すると藤本社長が、『壊してから注文するのでよければ、状況に応じて対応できます。2週間長くかかるけれど、少しでも大きなお風呂に入っていただくことが可能になりますよ』って。結果的に一回り大きな1717のタイプを入れることができました。お陰様で、今はゆったり身体を伸ばして浴槽につかっています。
現場のリフォーム工事中も臨機応変にアドバイスしてもらえたし、取り付けた扉の変更をお願いした時も、嫌な顔ひとつせずに対応していただきました。出来上がりには非常に満足しています。
計画中に、ギャラリーユーアイさんがリフォームしたお宅を見学できたのも良かったですね。Uさんのお宅の写真を最初に拝見し、リビングダイニングの白いタイルの床が素敵だなとあこがれていました。ただ生活するうえではどうなのだろうという思いもあったのですが、その後Uさんのお宅を見学する機会をいただき、実際に体験してこれなら大丈夫と安心しました。
東京に就職した娘も、リフォームした家をすっかり気に入った様子。家に戻ってくると『居心地がいいから東京に戻りたくない』などと言っています。