私たちが建物をきれいに完成させるのは当たり前のことです。大切なのは、「プラスα」の何かをどれだけお客様にご提供できるか。そのためには、何よりもお客様の立場になって考えることを旨として取り組んできました。
例えば、リフォームではお客様がそのまま生活をしながら工事する場合が多いので、養生はとても重要です。家具などを汚さないようにシートを被せ、生活空間にホコリが入らないように養生する。その丁寧さによって、工事中のお客様の快適度は大きく左右されます。
また、設計の打ち合わせをしていた時の想定に対し、いざ建物を壊してみると内部の状況が全然違っていることは珍しくありません。そんな時には、すぐに実情を把握して対処方法をご提案し、お客様に確認します。お客様が安心して工事に望めるように、正確な情報をご提供するのも私たちの重要な役割です。
もっとも、だからといって、お客様に言われたことをそのまま鵜呑みにして作業を進めていくのは、責任ある仕事とは言えません。何が適切なのかをプロとして判断し、時には「むしろこうしたほうがいいですよ」とアドバイスすることも必要です。
それでも、お客様が本当に望んでいらっしゃるのであれば、前向きに検討していきたい。初めから「できませんよ」と言うのではなく、何とか実現してさしあげたいと思っています。